ハプスブルグ家の栄華と共に勃興したウイーン医学の史跡をたずねました

 ウイーン大学の建物です

 ウイーン大学はノーベル賞受賞者を何人も出した名門です

 地図を見ても良く解らないので、ウイーン大学ってこの建物だけなのかと思ったのですが、実は大学はこのずーっと後ろ、総合病院のあたりまでもがウイーン大学の広大な敷地となっています 
 プラーター教会からトラムに乗り二駅行き、ちょっと戻ると医学史博物館のあるヨセフィーヌムという建物があります
 中庭にはギリシャの医神アスクレピオスの娘で、健康の女神ヒュゲイアの像がありました
 ヨセフィーヌムの向かって右手の建物の二階に、目指す博物館はあります
 何気ない小さな扉を開け、医の歴史に関するポスターの貼ってある階段を上ると、そこに医学史博物館があります

 頑固そうなおじさんが「一切 no photo だ」と強い口調で言うので、中の様子はお見せできませんが、階段を上って右手にはウイーン医学の主人公達の偉業をしめす展示、向かって左手前には、眼科学が発展したウイーンらしく、古い眼科機械が多く展示され、その奥には蝋でできた解剖模型が数百体置かれていました

 石田純郎先生著「ヨーロッパ医学史散歩」考古堂に書かれていたイタリア製ワックス人形ヴィーナスもありました。 私の同僚はフィレンツェで同じ様な人形を見たと言い、ブタペストのゼンメルワイス博物館にも同じような人形があるそうなので、ヴィーナスは当時各国で広く教育に用いられていたんだなと思いました
 ヨセフィーヌムの北の通りを西に曲がって少しいくと特徴的な建物、病理解剖学博物館があります

 ホームページ:http://www.narrenturm.info/

 開館日:水曜15:00-18:00, 木曜08:00-11:00, 第一土曜日10:00-13:00

 入場料:2ユーロ
 ちなみにこの建物、実はドーナッツ型になっていました
 入り口です

 開館日が非常に限られているので、尋ねた時には開館していませんでした(そんな時間に行けるわけがありません!)
 ホームページによると、展示物は、病理標本や蝋製解剖模型、手術道具から果ては医学にまつわる切手や硬貨など、多彩に展示されているそうです

 入場できないのが残念でなりませんでした、もう少し長く開けてください
 泣く泣く病理解剖学博物館を後にして少し北へ歩くと、巨大な王立総合病院(アルゲマイネクランケンハウス)があります
 この病院で、フロイト、ビルロートなどが働き、19世紀にはウイーン医学の中心となりました
 ウイーンの街中には、ペストの流行が収まったことを神に感謝して、レオポルド1世が建てたペスト記念柱がありますが、残念ながら改装中でした
 周囲には昔の様子を書いた絵などが飾ってありました
 壁に天使が描かれた天使薬局はお休みでした
 こちらはウイーン大学近くで見つけた薬局

 医学のシンボルでもある蛇が本の上に乗っています
 こちらは何の関係もない現代の薬局