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■人工呼吸器、ベンチレーター

acoma
AR-100 形式:Volume Limited Time Cycling式人工呼吸器
呼吸モード:調節呼吸

分時換気量:0.2-19.5L/分(AR-300)
         0.1-6.5L/分(AR-100)
1回換気量:20-300ml(AR-300)
        10-100ml(AR-100)
呼吸回数:10-65回/分
呼吸相比:1:3-3:1

リリーフバルブ:0-40cmH2O

警報:リーク、電源

肺内圧計:-10-55mmHg

消費電力:70VA

外形寸法:600(W)×380(D)×300(H)mm
重量:約25kg
AR-300
AV-1200 形式:Volume Limited Time Cycling式麻酔用人工呼吸器
呼吸モード:調節呼吸

分時換気量:3-13L/分
1回換気量:100-1200ml
呼吸回数:8-20回/分
呼吸相比:1:2

リリーフバルブ:20-60cmH2O, 可変設定式

駆動源:O2 or AIR
駆動圧:350-500kPa

警報:リーク、駆動圧低下

外形寸法:200(W)×200(D)×670(H)mm
重量:約6.5kg
AR-2000D 形式:Volume Limited 式長期人工呼吸器
呼吸モード:調節, 補助/調節

分時換気量:0.5-30L/分
1回換気量:20-1300ml
呼吸回数:5-50回/分
呼吸相比:1:2

プラトー:0-1秒

トリガー感度:-0.5cmH20
トリガー遅れ時間:約0.1秒

深呼吸回数:OFF, 1,4,6,12,20回/時, 手動スイッチ付き
     換気量:調節呼吸の2倍

酸素供給圧:350-500kPa

回路内圧計:-10-80mmHg

警報:リーク、過剰圧, トリガー, 電源

消費電力:本体(450VA)、加湿器(80VA)

外形寸法:500(W)×460(D)×1100(H)mm
重量:約105kg
ARF-850 形式:Volume Limited Time Cycling式人工呼吸器,
    ARF-850: 麻酔器用, ARF-850E,: 人工呼吸用

呼吸モード:調節, 調節/補助
分時換気量:1.2-16L/分
1回換気量:200-850ml
呼吸回数:6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20回/分
呼吸相比: 1:2

フローレート:6-50L/分

トリガー感度:-1cmH2O(ARF-850Eのみ)

最大吸気時間:3.3秒

PEEP, CPAP:0-20cmH2O

リリーフバルブ:ARF-850E: 20-60cmH2O, 可変設定式
           ARF-850: 40cmH2O

肺内圧計:-10-55mmHg

駆動圧:350-500kPa

警報:リーク、フローレート不足, 電源,

消費電力:160VA

外形寸法:370(W)×230(D)×280(H)mm
重量:約17kg
ARF-850E
ARF-850IMV 形式:Volume Limited Time Cycling式長期人工呼吸器
呼吸モード:調節, IMV, CPAP

最大分時換気量:16L/分
1回換気量:50-850ml
呼吸回数:1-60回/分
呼吸相比:1:1, 1:1.5, 1:2

最大吸気時間:3.3秒

PEEP, CPAP:0-20cmH2O

リリーフバルブ:20-60cmH2O, 可変設定式

駆動源:O2 or AIR
駆動圧:350-500kPa

警報:リーク、フローレート不足, 電源, ガス供給圧低下

消費電力:160VA

外形寸法:530(W)×480(D)×955(H)mm
重量:約34kg
ARF-900U 32(H)×41(W)×23.5(D)cm, 15Kg

麻酔器PH-5PAのベンチレーターとして設置可能
ARF-900EU 32(H)×41(W)×23.5(D)cm, 15Kg

呼吸モード:調節、補助/調節
呼吸回数:5-40回/分
1回換気量:200-900ml
ARF-900EV 32(H)×44(W)×23.5(D)cm, 17Kg

呼吸モード:調節、補助/調節
呼吸回数:5-40回/分
1回換気量:200-900ml
ART1000 136.5(H)×49.5(W)×45(D)cm, 73Kg

フロートリガー方式
圧縮空気源のいらないモータードライブ

呼吸モード:CMVボリューム・リミット、CMVプレッシャーリミット、IDVプレッシャーリミット、CPAP自発換気
呼吸回数:CMV: 6-40回/分、 IDV: 0-40回/分
1回換気量:50-1,00ml
0
ART-1500 形式:Volume Preset Time Cycling式長期人工呼吸器
呼吸モード:調節, 補助/調節, IDV, CPAP

分時換気量:3-30L/分
1回換気量:200-1500ml
呼吸回数:6-40回/分
呼吸相比:3:1- 1:5

プラトー:フローレートにより、任意設定

トリガー感度:0--10cmH20
トリガー遅れ時間:約0.05秒以内

PEEP, CPAP:0-20cmH2O

深呼吸回数:OFF, 2-20回/時, 手動スイッチ付き
     換気量:300-1600ml

酸素供給圧:350-500kPa

回路内圧計:-10-80mmHg

警報:リーク、過剰圧, フローレート不足, 自発消滅, 酸素圧低下, 電源

消費電力:本体(150VA)、加湿器(100VA)

外形寸法:750(W)×600(D)×1480(H)mm
重量:約95kg
TH-1体外式人工呼吸器 長期呼吸管理を必要とする患者さんのQOLを改善する体外陰圧式ベンチレーター

呼吸回数:8-30回
呼吸相比:1:1, 1:1.5, 1:2
最大吸引圧力:0〜-80cmH20
最大吸引量:1,000L/min(無負荷時)

77.5(H)×52(W)×35(D)cm, 54Kg

コルセット:体幹変形の無い患者さん様のスタンダード使用以外は、全て患者さんごとに採寸して製作

ポンチョ:気密性を保つためにコルセットの上から着用する
TH-1 コルセット
TH-1 ポンチョ
ICV-60 小児用人工呼吸器

タイムサイクル方式のフロージェネレーター

呼吸モード:CMV, IMV, プラトー, SIGH(手動), PEEP/CPAP, ZEEP
呼吸回数:0-180回/分(54ステップ)
吸気時間:0.1-3秒(48ステップ)
1回換気量:0-999ml

21(H)×44(W)×38(D)cm, 34Kg
ARF-1500E 32(H)×32(W)×28(D)cm, 22Kg

呼吸モード:調節、補助/調節
呼吸回数:4-18回/分(10段階調節)
1回換気量:300-1,500ml(連続可変式)
ACE-3000 ガス駆動方式のフロージェネレータ

アラームユニット(写真:上)との接続で新生児から成人まで対応できる

呼吸モード:CMV(タイムサイクリング)
呼吸回数:0-180回/分(54ステップ)
吸気時間:0.1-4秒(53ステップ)
呼吸相比:1:0.5-1:9.9
1回換気量:0-2,660ml(実測値)コンプライアンス補正機能付き
14(H)×26.5(W)×30(D)cm, 7Kg
aika
R-100 国産はじめての長期人工呼吸器

電動モーター駆動、麻酔器との併用はツマミ一つで可能

I:E 比は 1:1.5 で固定、従量式(increasing force generator)
R-120
EVA-900
EVA 900N
EVA 1200 簡易ではあるが麻酔/病棟で使用できる
EVA 1200A
EVW 1800 (WEANY) AAV(Adaptive Assisted Ventilation)を搭載
CLV-50 1987年

定価300万円台でSIMVができる

エアー配管がなくても駆動

コンプレッサーを内蔵しながらベローズを電気駆動する
CLV-70 1993発売

CLV-50の後継機

吸気バルブ方式(電気信号で流量を変える事ができる)

自発呼吸には、PSVではなく、古典的な「定常流機構+リザーバーバッグ」で対応する
CLV-90  PSV, PCV可

 補助/調節モード時、呼吸相比を設定する事で IRVが可能

 低音コンプレッサー内臓
MMR-2000 1993年末
EVM-80A ネズミ用
R-60 犬用
AIR-SHIELDS
VENTIMETER CONTROLLER 1963
VENTIMETER VENTILATOR
アモン
PBR 蘇生用簡易人工呼吸器
Bear

 Bear Medical社は、親会社のインターメド・ホールディング社の一部門。前身のBOURNS社の開発したBOURNS ELECTRIC ADULT RESPIRATOR の頭文字からBEARの名前が生まれた

 
ベアー社はAllid Health Care社に買収されたが、さらにThermo Electoron社に買収され、Bird社と親会社が同じになった。Thermo Electoron社は2001年に事業の明確化・意思決定や行動の迅速化を目的とし、ヘルスケアー部門を独立させ、VIASYS社を設立した
Bear 2  Bear 2

 奥の機種は操作パネルが緑色
Bear 3
Bear 5  1986年発売

 対象:成人から新生児まで

 制御ボードを多数搭載した複雑なコンピューター制御の人工呼吸器で、非常に高度な機能を満載

 高機能の代償として、膨大な開発費と製造コスト、多数の高レベルのサービス技術者を擁する必要があり、また、ハードの安定性にも複雑さ故の弱点を生じ、商業的にはあまり成功しなかった
AV500
Bear 1000 ベーシック  機構上、BEAR-5と似ているが、制御機構の簡略化や、電子技術の進歩に伴いボード類が劇的に小型化した

 コントロールパネルも変更され操作性も向上した
Bear 1000 ベーシック
Bear 1000 コンプリ 
Bear 1000 コンプリ
Bear CUB
Bear CUB II system  Bear Cub についていたアプニアバックアップコントローラーEVC-100をCEMコントローラーに変更し、新生児換気量モニターNVM-1が追加され、PTV(Patient Triggered Ventilation)を実現した
Bear CUB 750vs  未熟児、新生児用人工呼吸器

 Bear CUB II systemではBear Cub, CEM, NVM-1の集合体によりPTVを実現していた。しかし、個々の開発時期が異なり、そのため操作性の統一に欠け、スイッチの配置や役割分担がバラバラになった。これらを統合して一つにまとめたのが本機である

 オプションの3波形グラフィックディスプレーにより、患者呼吸状態の把握が容易
Puritan Bennett

Parkar B Francis が1913年に始めたKansas City Oxigen Gas Company に源を発し、1931年にはPuritan Compressed Gas Corporationとなった。V. Ray BennettがLos Angelesの病院向けに最初のBennett Resucitator Unitを製造した後、彼らは手を携えてPuritan Bennet Corporationを設立した(1951)。その後呼吸関連のLeading Companyとして発展を遂げるが、M & Aの波にのまれ、1997年にNellcore社に買収されてNellcore Puritan Bennetとなり、さらに1998年にはMallinckrodt社に買収されて同社の1ブランドとなった
PR-2 Respiration Unit 動力源:圧縮ガス

I:E 比:可変式(1:5まで)

constant pressure generator
TV-2P I. P. P. B.
AP-5 従圧式
MA-1
BA-4
7200  1984年発売

 革新的な技術と優れた回路設計

 吸気ガス流量を自在に調節できる能力を獲得した人工呼吸器の先鞭。これはマイクロプロセッサーと比例制御弁により達成された
7200a  7200 a は、7200に比べ吸気弁系が改良され、吸気弁の日常的な洗浄、滅菌が不要となった
7200ae  7200 ae では、コンピューターの能力が増強された

 弱点であったモニター機能も、7202モニター(オプション)で改良された

 ソフト面ではPSV, Flow-by, DCI, 呼吸メカニクスの測定に続いて、PCVやWaveform, Flow-by2.0が新しく供給された
7200ae

専用のメタボリックモニター7250搭載
740  ピストン駆動式でエアー配管がなくても作動する

 フリクションレスピストンと強力な駆動機構によって、強制換気では150LPM, PSVでは300LPMの吸気流量を可能にする

 搬送用からICUまで幅広く対応
760
840  対象:新生児(3.5kから成人まで対応)

 圧換気モードは改良が加えられており、BIPAPのように呼気弁も吸気圧調節に積極的に関与するのでオーバーシュートが少なく、安定した圧維持を可能にしている

 PCV, PSVのFlow Acceleration % やPSVのExpiratory Sensitivity %(吸気終了認識流量)もユーザー設定する事ができる

 DualView Touch Screens Displayによって操作性・視認性が向上

 呼気弁制御能力もアクティブ制御によって大幅に改善された
Bird

 創設者のForrest Birdは第二次大戦中空軍のパイロットであった。その頃、飛行機の性能は向上し高空を飛行できるようになったがパイロットが高空で十分に呼吸するための装置は未発達であった。Forrest Birdはそういった体験から呼吸関連の装置開発に興味を持ち、医学の道を選択し医師となり、パイロット用レギュレーターや対G装置などを開発した。1954年Forrest BirdはBird Products Corporationを立ち上げた。

後に、BirdはThermo Electoron社の傘下に入りBear社と親会社が同じになった。Thermo Electoron社は2001年に事業の明確化・意思決定や行動の迅速化を目的とし、ヘルスケアー部門を独立させ、VIASYS社を設立した
Mark 1
Mark 2
Mark 4  1959

 麻酔器と併用し、麻酔中の調節、補助呼吸が行えるが、単独では使えず、MARK 7, 8 と併用しなければならない
Mark 4 + Mark 8  Mark4 と Mark 8 の併用
Mark 4A  MARK 7,8 と併用せずに麻酔用人工呼吸が行える

 調節、補助呼吸、IMV, PEEP, CPAP 可能
Mark 6 Minute volume ventilator system Mark 6
Mark 7 respirator
Mark 7A
Mark 8  動力源:圧縮酸素又は空気

 作動方式上、constant flow generator であるが、空気・酸素混合ガスを用いる場合はconstant flow generator となる
Mark 8A
Mark 9
Mark 10
Mark 14
The bird ventilator
Baby bird Baby bird  1970年開発

 乳幼児の呼吸関連死を大幅に減らした
Mini bird + Mark 1 Mini bird
Portabird + Mark 1
IMV bird
Therapy bird
Urgency bird
Bird 6400ST  1987年

 ハードの中で問題の多いフロートランスデューサーを(避けて)省き、SIMV+PSV機能に特化している

 呼気バルブには直接駆動方式が採用されている
Bird 8400ST  1990年

 呼気弁駆動方式が電磁方式(アナログ)になり、より高速化された
8400STi  1993年

 フローサポートシステムやグラフィックモニター装備

 フロートリガーやフローマッチングが行なわれ、より高度の吸気ガス制御技術が実現されている
TBird  タービンを電動モーターで駆動して吸気ガスを発生させる斬新な機構が採用されており、それによって、エアー配管を必要とせず、高流量、ハイレスポンス、低コスト、移動可能となった

AVS III VAPS や PCV、グラフィックディスプレーなどフルオプション機
AVS II VAPS, PCV を省いた
AVS 呼気ホールド、MIP/NIFを省いた
VSO2 吸気ポーズや吸気波形より矩形波のオプションを省いた
VS デジタルブレンダーを省いた、在宅用
V. I. P Gold  V. I. PとはVentilator Infant Pediatricの略

 新生児・幼児・小児用のVolume cycle & Pressure relief, time cycle 機
Blease
8200S
6500
BLEASE MEDICAL EQUIPMENT
Manley MN2
Manley MP2
4000
5000
Deansway 6型  開放回路、閉鎖回路、小児用の別途専用回路を備え麻酔器とも併用可能
Hutchinson Blease
Blease Pulmoflator (Deansway 5型)  volume limited, pressure limited, 補助呼吸全て可能。吸気、呼気時間を任意に設定可能

 電動
BOC
CYCLATOR  1958

 麻酔中の調節呼吸、補助呼吸が可能

 非再呼吸法と半閉鎖循環法に応用できる
陽陰圧自動呼吸装置(ラング・ベンチレーター)
BOC Medishield
Manley Servovent Model MS  マンレー博士考案、従量式

ベンチレーターの動画
Manley Servovent MS 2000
Manley Pulmovent Model MPT  マンレー博士考案、従量式
Manley Pulmovent MPP 2000
Manley Pulmovent MPT 2000
FLUIDOR
FLUIDOR MK2
FLUIDOR 2000
Bourns
LS-104-150  新生児用人工呼吸器

 Bourns はBear の前身。世界で最初に新生児用ボリュームベンチレーターを開発
BP-200  新生児用人工呼吸器
ブアンミューラー
レスピレーター  昭和35年当時、非常に普及した
Dameca
Anesthesia Ventilator MCM890-3S
Datex Ohmeda
Dräger

1889年北ドイツのリューベックに誕生。ビール樽の二酸化炭素減圧バルブの製品化に成功したのを足がかりに、世界初の酸素呼吸器を開発するなど医療・安全・航空宇宙などの分野で発展を遂げる
Pulmotor  1907年、世界初の機械式の人工呼吸器

 当時は短期的な目的での、従圧式換気を行っていた
Pulmotor

撮影許可:Dräger GMBH

撮影場所:Dräger Forum, Lübeck
Pulmotor
プルモマット  1952

 1910年代にドレーゲル社から最初はプルモーターの名前で発売されたが、その後プルモマットと名前を変えた

 T型(1000ml容量)、U型(700ml容量)の二種類がある

 4kg/cm2 の圧縮酸素または空気駆動

 Constant Pressure Generator 従圧式、調節呼吸不可

 I:E 比 1:2 固定
Poliomat  1953

 1952年コペンハーゲンにおいてポリオ大流行
アシスター 640型
スピロマット 661型

ユニバーサルレスピレーター
 1965

 補助呼吸、調節呼吸が可能
Pulmomat 19.1  1974
EV-A 1983年

マイクロプロセッサー制御長期人工呼吸器

スクリーンにて換気モニタリング可能

メインストリーム二酸化炭素モニタリングと死腔測定機能

リーク補償・手動換気可能・MMV
Pulmolog
SIMV-Pulmolog
Oxylog  携帯型
EMV-700 Micro vent  ニューマチック方式のディマンドバルブによりASBやディマンドフローに対応する(換気モード:IPPV, SIPPV, SIMV, CPAP, ASB)

 ガス制御の多くはニューマティック回路により機械的に行なわれるので、トリガー感度やディマンド感度、吸気ガス流量などはエビタに比べ多くの制限がある

 安価でコンパクト(215×205×205mm, 約4.3kg)、操作がシンプル

口元のフローセンサーによるフロートリガー方式である、呼気換気量を常にモニターしている、ASBが可能など十分な基本性能を有する
EVT-1000  1985年
EVT-800  1990

 基本性能に限定した廉価版
Evita 2 (EVT-2000)  EVT-1000の改良版
EVT-880  EVT-2000より圧上昇速度可変(Slope control of pressure rise)、BIPAP、EMMV機能と液晶ディスプレーを省いてコストダウンしたもの
Savina
Evita 2 Dura (EVT-2200)  1997

 Evita 4の廉価版

 基本的にはEvita 4と同じ機構を採用

 モニター機能(Co2、ループ、トレンド、ログブック、p0.1、intrinsic PEEP、Spo2)やアナログ出力(エビタ4リンク)をオプション扱いにしている

 モノクロ液晶ディスプレイ
Evita 4 (EVT-4000)  優れた呼気弁制御技術の産物であるBIPAPやAutoFlow、吸気フロー技術を生かしたPressure Limited Ventilation (Pmax 制御)、圧上昇速度可変(slope control of pressure rise)

優れたセンシング技術による最高水準のトリガー感度

 対象:成人〜小児(体重3k以上)

 大型カラー液晶タッチパネルにより操作
Evita XL
Emerson
Emerson Post-Operative Ventilator  電動モーター駆動

 非再呼吸式、volume-controlled ventilator

 吸気と呼気が独立して変化させられる
Engströme

Datex社に吸収された
名称不明
Engströme Respirator 150型 Engströme Respirator 150型  スウェーデン Sierex 社製

 電気駆動

 flow generator、I:E 比=1:2 固定
Engströme 350型
ERICA  1980年に発表

 Engströme 2000の発展モデル

 マイクロプロセッサー制御とメカニカル機構が同居

 独創的な呼気ボリューム測定系の存在によってメタボリックコンピューターを接続できる
ELVIRA  エリカの制御回路を改良した1990年台のモデル

 呼気ガス発生機構や呼気のボリューム測定機構は伝統のメカニカル構造を固持

 呼気ガスをバッグに集める呼気ボリューム測定機構(Volume measurement system)も残されている

 間接代謝量モニターは本体内に組み込まれ、標準装備

 輸入元:ガンプロ、販売元:東機貿
Care Station
FRASER HARLAKE
MODEL 701
Frumin & Lee's
Autoanestheton Ventilator  1956

 EtCO2を測定でき、あらかじめ定めたCO2の値を保つようにタイダルボリュームを変化させた
H. G. EAST & COMPANY
EAST-FREEMAN VENTILATOR Mk U
HAMILTON MEDICAL
VEOLA  Hamilton 方式のMMVを搭載

 MMV (Minimum Minute Ventilation):吸気の分時換気量が一定化するようにPSVレベルを自動的に調節してくれるモード。分時換気量の低下や自発呼吸の停止でバックアップ機構が働き自動的にSIMV, CMVに切り替わる
Raphael  トゥールーズにて撮影
Hoeck Loos
PNEUMADOR ANESTESIA VENTILATOR
HOSPAL MEDICAL
225/SIMV VOLUME VENTILATOR
300 ANESTHESIA VENTILATOR
五十嵐医科工業
ホイシュレッヶ"A" 60Wモーター使用の電動型人工呼吸器

主として動物実験用に開発されたもので、ボリュームコントロール。スピードコントロールが簡単にでき、呼吸回数メーターも設置してある
B-3  麻酔器用レスピレーター

 ボリュームリミテッド
B-5  麻酔器用人工呼吸器

 タイムサイクルボリュームリミテッド
IMI
CV4000α
CV5000
Infrasonics

Marincrodt社に買収された
Adult Star  最新のコンピューター技術が盛り込まれた「パソコン・ベンチレーター」

 1998年12月製造中止
川崎航空工業
自動呼吸器  昭和61年、軍用に製作されたもの
木村医科器械
KE-303SB
AW-2
kv-1
kv-1+
kv-2
kv-3  kv-5のベースになった前モデル
kv-5  本格的なPSV機能を有する数少ない国産人工呼吸器

 簡素な機構と操作性に優れ、初心者でも容易に扱える普及機

 吸気開始条件、吸気終了条件をユーザー設定できる
k350p
K-200  麻酔用人工呼吸器

 ボリュームリミット式
K-250  麻酔用人工呼吸器

 ボリュームリミット式
マリンクロット デベロップメント
O'NYX Plus  フランス
MERA
HFO Jet Ventilator OhioのブレンダーとMERAのH.F.O同調器が乗っている
ミニットマン
レサスシテーター  蘇生用簡易人工呼吸器
ムラコ・メディカル
Villa  麻酔用ベンチレーター(電動式)
NELLCOR
LP6 PLUS
LP10
Newport Medical Instruments (NMI)
E100
E100i   E100i
E-150  E-100の改良モデル

 一回換気量、呼吸数の設定値より自動演算してデジタル表示

 圧プラトー(Pressure Plateau Control)機構が改良された
E-200  New-Portシリーズの最高機種
North American Dräger
AV-E
AV-M 作動方式:ボリュームプリセット、タイムサイクル
駆動:ガス圧2.8-4.2Kg/cm2
タイミング:エレクトリックコントロール
1回換気量:250-1750ml
呼吸回数:1-99回/分
I:E比:1:1-1:4.5(0.5ステップ)
吸気ポーズ設定可能
ohio
anesthesia ventilator 1974
anesthesia ventilator
Ohmeda
AV 7700
7000 ventilator
7800 ventilator
オリジン医科工業
CRV-2000D
Penlon

1943年設立、本社: abingdon Oxfordshire, UK
Oxford Ventilator
Nuffield 200
Nuffield 400
AV800
AV900
PERCUSSIONARE CORPORATION
IPV-1C
pneuPAC (ニューパック)
model 2 成人と小児の切り替えがツマミひとつで簡単
パラパック2D  ガス駆動蘇生用ベンチレーター

 ディマンドと呼吸調節/ディマンドの選択可能

 92mm(H)×220mm(W)×162mm(D)

 輸入・販売元:メドノーバ(株)
ベンチパック 5 MRI  MRI対応

 92mm(H)×220mm(W)×162mm(D)

 輸入・販売元:メドノーバ(株)
Pulmonetic Systems

T Bird の開発者が、バード社がM&Aされた際に独立して起こした会社
LTV 1000  写真はLTMグラフィックモニタ装着時のもの

 T Bird と同じく、タービン技術を応用した製品で圧縮空気を必要としない

 Lap Top Ventilator というだけあって小型(H: 7.5cm, W: 26.5cm, D: 30cm)、軽量(6.1kg)
Respironics
Bipap Vision
SHEFFIELD
Infant Ventilator Mark 4
Siemens Elema
Servo 900  1960年代に開発が始まり、1971年に出荷開始

 サーボ制御によって、吸気バルブや呼気バルブを調節する機構を実用化した最初の呼吸器
Servo 900B  1976年

 SIMVが付加
Servo Ventilator 900C  1980年開発

 PCVやPSVが導入されSIMVも改良された

 麻酔用人工呼吸器としての応用が可能
Servo 900D  900CのSIMV制御ボードや小児用のメーター処理回路を省いた廉価版
V-710
Servo 300  1991年

 PRVC(Pressure Regulated Volume Control), VS(Volume Support), SIMV+PSVなどの新しい換気モードを提唱した上で、さらに、従来は新生児モードにおいて不可能と言われたトリガー機構や、定状流に頼らないディマンド機構を実用化した
Servo Ventilator 300A  1997年

 Control modeとSupport modeが自動的に切り替わる機能(Auto mode)が追加された

 Servo screen 390(オプション)によりグラフィック機能も強化された
 Servo-i   Servo-i

 トゥールーズにて撮影
Stephenson
Minutman resucitator 1957年
Controlled Respiration Unit 2つの蛇腹を持つ

Volume preset (200-1800ml)
Controlled Respiration Unit
 Taema
Osiris トゥールーズにて撮影
Osiris トゥールーズにて撮影
Horus トゥールーズにて撮影
トノクラ
ユニバーサルレスピレーター
Viasys

Bearメディカル社・Birdプロダクツ社・センサーメディックス社などを統括する、米国サーモレスピラトリグループ(TRG)は、2001年に事業の明確化・意思決定や行動の迅速化を目的とし、ヘルスケアー部門を独立させ、VIASYS社を設立した
Avea トゥールーズにて撮影
その他
R. P. R フランス製、小型(43X43X23cm, 16kg)

動力源:圧縮酸素(3kg/cm2)

volume limited
不明

ご存知の方は教えてください
不明 トゥールーズにて撮影
ふいご型人工呼吸器
クライセルマンベローズ
エマーソンベローズ
レステーター
18世紀の蘇生セット

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参考図書

1: 人工呼吸器ハンドブック1997-2001, 丸川征四郎・福山学, 2001年3月発行, 医学図書出版株式会社

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