■原因

水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスが原因です。このウイルスは子供の時に’みずぼうそう’
を起こし、その後は背骨の近くにある神経に特に症状を起こす事なく潜伏します。
年をとったり、重い病気にかかったりして体の抵抗力が落ちてきたりすると、潜伏していたこの
ウイルスが暴れだし、神経を破壊して強い痛みが出てきます。神経が破壊された場所に一致して
小さな水ぶくれができます

■症状

初期には痛みと赤い’ぶつぶつ’が特徴です。そのうちその’ぶつぶつ’が水ぶくれに変わり、それがつぶれて
つながって帯状になります。痛みは始めかゆく、刺すような痛みから鋭く、激しく、焼け付くような痛みへと変わり、
一時も止む事が無く夜も寝られなくなったりします

症状がでるのは胸部(50%)、おでこから頭にかけて(3〜20%)、首(10〜20%)ですが、それ以外の
どこにでもできます

■経過

治療が効くと数ヵ月後には無症状になる患者さんが多い(90%)ですが、一部の患者さん(10%)は痛みが
ずっと続く’帯状疱疹後神経痛’と呼ばれる状態になります

■治療法

初期には抗ウイルス薬、抗炎症薬などの薬物療法に加え’神経ブロック’療法を行います。
神経ブロックは早いうちに痛みを取り去って痛みの悪循環を断ち切り、’帯状疱疹後神経痛’への移行を予防する
有効な治療法です

症状が進み’帯状疱疹後神経痛’になってしまうと、完全に治ることは困難になってしまいます
神経ブロックなどの治療を引き続き行い’生活の質’を改善していく事が治療の中心になります

初期の激しい症状を呈する間は入院治療を行い、’帯状疱疹後神経痛’では外来通院治療が中心となります
が、激しい痛みの患者さんは入院していただく事もあります

■まとめ

帯状疱疹になってしまったら、’帯状疱疹後神経痛’の状態への移行を予防する事が非常に重要です
おや?っと思ったら是非早めに病院へ行って治療を開始して下さい



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