今回のESAの舞台はここ、スコットランドの古都グラスゴー。ヨーロッパをはじめ世界中から麻酔科医が集まりました

 写真の建物は Glasgow Royal Infirmary
 英語を母国語としない人たちが多く集まる学会だったため、様々な訛り?のある英語が飛び交い、とてもフレンドリーな雰囲気の中発表が行われました
 ポスター展示は座長が目を通すためといった意味合いが強く、実際はこのあと左手後方の仕切られた部屋で(20人程度)、口演とデスカッションが行われます。一演題に5−6個の質問が飛び交います。まさに「魔の小部屋」です
 ほっと一息

 発表の他にも、期間中いろいろなタイトルの講演が設けられ、各部屋とも始まってから行っては立ち見です。ASAと大きく異なるところです。せっかく来れた英語オンリーの学会で、ひとつでも新しい知識を得ようという意気込みが感じられ、非常に活気がありました。役者になりきっている演者も目立ちます。聴きたい口演は10分前に行って前列へ座る事がコツだそうです
 
 今回、佐藤先生はロビー活動で非常に忙しかったのですが、発表の隙間を縫って(何と2時間!)で、土井先生の留学先だった病院をレンタカーで訪れました

 グラスゴーコーマスケール発祥の地となった、「Southern Gneral Hospital」 のNeuro Surgery
の建物
 土井先生が留学中、勤務していた病院、「Health Care International Hospital」を訪ねました

 右手の建物は病院併設のホテルです
 きれいで広い一般病室

 グラスゴーと言えばリスター。リスターは当時の常識をくつがえし、窓の大きく開き、ベッドの間には十分な距離を持つ病室を作り、術後感染を激減させました。こんな所にもリスターの教えが残っているのでしょうか?
 病室の壁には救急蘇生キットが備えられていました
 ICUの個室です。広いですね
 手術室です

 ちょうどCABGの手術をしていました

 麻酔科医はマスクをしないのが普通だそうです
 麻酔器はドレーゲルのシセロ、モニターはGE

 自動麻酔記録装置を使っていました
 グラスゴー大学の生んだ大物理学者ケルビンの銅像がありました

 ケルビン卿:(1824〜1907)アイルランド生まれ

 物理学者:本名ウイリアム・トムソン(Thomason,William)

 電気伝導と熱伝導の研究。ヒステリシス現象の発見。熱力学の第二法則の発見。熱力学の研究。カルノーの研究を評価、絶対温度の導入など。海底電線の敷設に貢献

 ケンブリッジ大学卒業後グラスゴー大学教授(1846)。イギリスの大学で初の物理学実験室をつくる。866年ナイトの爵位を得る。温度の単位名(ケルビン)のもととなる。彼が84歳で死んだ時は国葬でした
 「防腐法」の確立に寄与したグラスゴー大学の外科教授、リスターの銅像もありました

 リスター以前の時代、嚢胞の切開の様な簡単な外科手術ですら、現在の開心術などより死亡率が高く、その主な原因は術後感染だったそうです。虫垂炎にかかるとまず助からず、膀胱結石の手術でも半分程度は術後亡くなっていたそうです
 リスターの胸像

 リスターは現在では感染防御の基本である「広い間隔のあけられたベッド・大きな窓のある部屋」を提唱しました
 最終日に居合わせた日本の先生方(京都府立大、岐阜大、茅ヶ崎徳州会の先生方)とご一緒させていただきました


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