2003年1月7日
 成田からアメリカン航空のボーイング777に乗りサンノゼへ。機内はエコノミーでもシートピッチは広く、パーソナルテレビもあり最高に楽でした。もうジャンボには乗れないかも....。しかしアメリカンは国際線のエコノミークラスではアルコール有料!(ビール1本5ドル又は600円)ちょっと悲しかったです(三条先生の乗ってきた経営破たんしたユナイテッド航空はアルコール無料だったそうです)

 サンノゼからアメリカン航空の子会社、アメリカンイーグルの飛行機に乗りました。50人乗りのジェットはよく揺れてなかなかスリリングでした
 やってきましたサンディエゴ。

 リゾートのイメージが強かったのですが、都心部は高層ビルが林立していました


1月8日
 会場の’ヒルトンリゾートサンディエゴ’
 ホテルに隣接している’コンベンションセンター’。

 街中にはとてつもなく大きなコンベンションセンターがありますが、会場はそこではありません


2003年1月9日
 今日はいよいよ発表当日

 朝7時から予定がみっちりです
 Selcted orel podium は日本時間朝4時からのスタート。時差ぼけでかなりつらかったのにも関わらず、こんな偉そうな席に上げられてしまいました

 プレゼンをしている方は、軍関係の方らしくピシッと制服を着ていました
 発表中です
 発表後の質問タイムです

 ネイティブがマイクを使わずに普通の声で質問してくるのには困り果てましたが、やさしいチェアマンにだいぶ助けられました
 発表の後、アワードランチョンと言う名の昼食会が開かれました

 メニューはシーザーサラダ、チーズたっぷりパスタにチキン、ストロベリーシャーベットという組み合わせでした
 肝心のリサーチアワードですが今回は残念ながら選ばれませんでした

 選ばれたのはセッションで発表された4つ上の写真の方で、Head Mount Display についての発表されています

 サングラスの親玉見たいなHMDをつけると、ガンダムに出てくるみたいに挿管などの操作をしながら同時に患者さんのデーターが見れるという興味深い物でした。脳外科のシミュレーションシステムみたいな感じに見えるそうです
 同じくランチョンの席上、左は兵庫医大から参加された Dr Kaminoh 右はドルフィンメディカルのチーフテクニカルディレクターさんです

 テクニカルな分野の学会だけあって、多くのテクノロジストが参加していました
 午後から開かれたワークショップ

 最先端を走るテクノロジストが様々なテーマについて討論します
 夜6:00から機器展示場で行われた Welcome Reception

 20社あまりがブースを出していました
 Welcome Reception 会場にて

 元コロンビア大→マッシモ→現在 MGH にお勤めの Mr Goldman と
 シミュレーター GASMAN を開発された Dr. James Philip と


1月10日
 今日から STA と平行で IMMS(シュミレーション学会)が開かれました

 IMMS は今回が3回目という非常に若い学会ですが、麻酔のみに限らない学会のため、参加者は救急や看護分野などから集まり STA より多いのではないかと思われるほどでした

 医療訴訟が激しく(ある州では麻酔科医は年間に数百万円もの保険金を払わなければならない!)アメリカでは近年、各分野で臨床の道に入り始めた人たちに対するシュミレーター(様々な疾病やシチュエーションを具現できる、おなじみの電気仕掛けの高度な人形で、日本にはまだ両手で数えるほどしか入ってきていないらしい:ちなみに日本で初めて浜松医大が購入し、学生教育に応用されている)を用いた教育が必要不可避となっており、新しいシュミレーターの開発や、教育のあり方などを討議するこの学会は非常に注目されつつあるそうです
 今日は朝からナノテクノロジーの講義があり、午後からはジェミニでおなじみのシリンジポンプメーカー’アラリス’社へ見学に行きました

 アラリス社の工場です

 予定では病院船,(なんと1,000症)の見学に行く予定でしたが残念ながら、我々が日本を発つ前にイラクへ向けて出航してしまったとの事で見学できませんでした
 明るい工場の皆さん

 最先端を走る工場ですが、工場の生産オーダーの方式はバーコードなどを使ったものから、紙を使った従来の方式に戻っているそうで、それにより巨額の管理費が浮いたそうです
 インフージョンポンプ’ジェミニ’の心臓部です
 倉庫です
 アラリスメディカルの頭脳が集積している本社にやってきました
 玄関をぬけると
 歴代の名機たちが美しくディスプレーされていました
 素敵なオブジェのかかる階段をのぼると
 これまた素敵なエントランスです
 本社には模擬病室や
 模擬手術室があり、ここで使い勝手や、他の機器に与える影響などをシュミレートしながら製品にフィードバックするそうです
 本社会議室

 何もかもが新しく素敵な会社でした

 始めに工場を見学したときには、工場や、生産ラインの様子からすると「そんなにたいした事ないな」などと思いましたが(すいません)、シリンジポンプの心臓部のコンピューターのプリント基板から自社でデザインし、とても立派な電磁波検査室などを備えたすごい会社でした
 楽しかった会社見学ツアーから戻ると、息をつく暇も無く Datex-Ohmeda fpcus group です
 一日の締めくくりは MASH meal というパーティーでした

 これは参加者が軍人風(海兵隊の本拠サンディエゴだけに払い下げの本物!)に仮装し、軍隊風におどけて楽しむと言う趣向の物でした。イラク攻撃が近いだけに「しゃれにならんな」と思いましたが、アメリカ人にとってはどうってこと無い様子でした。本当は思っていてもこういう所では出さないだけかもしれませんが
 ドリンクコーナーもこの様にカモフラージュされていました

 いくつかのパーティーに参加しましたが、飲み物は全て別料金で、ビール1本5ドル!飛行機の中と同じ値段でした
 軍人の格好をしているのも麻酔科医だそうです

 今回、向かいに座ったのはなんと二人ともエール大学の教授だそうです。教科書や論文で見たことがある様なすごい人たちがごろごろいました


1月11日
 今日はいよいよ最終日、併催の IMMS の発表をのぞいてみました

 様々なプロトタイプのシュミレーターが発表されていました

 写真はシュミレーターに組み込める、鎖骨下中心静脈穿刺パーツの試作品です。

 フルサイズの硬膜外腔穿刺シュミレーターなども展示されていました。皮膚及び靭帯の穿刺感なども非常にリアルに再現されていましたが、さらにすごかったのは硬膜外針の先端の位置が表示され、間違った所に針が進むと赤いランプがつくという非常に優れものでした
 マスクでおなじみの Laerdal も最新型のシュミレーターを展示していました

 「口の中に手を入れてください」と、お姉さんにいわれシュミレーターの口に指を入れると何とシュミレーターに指を噛まれてしまいました

 その他にも口が開きづらいモードや喉頭痙攣モードなど様々なシチュエーションがシュミレートできるそうです
 ワークショップ会場

 実際にシナリオの組み立て方から教えてくれるそうです
 非常にためになった学会もお昼で解散となりました

 その後、サンディエゴ名物遊覧船に乗りました

 確か日本のニュースでは出航していたはずの病院船がまだいました

 いるなら見せてよーと思いましたが、出航の準備をしてるんでしょうね
 この病院船は非常に大きく、1,000床のベッドと、12の手術室を持つそうです

 浜松医大付属病院が約600床のベッドと10の手術室を持つことから考えても、その大きさが解ります
 ダウンタウンとコロナド地区を結ぶ橋です
 さすがに海軍と海兵隊の本拠地、数多く(数えた限りでは30近く!)の戦艦がいましたが、これでも中東へ行ってるので少ないのだそうな
 潜水艦の基地もあり、5隻の潜水艦がいました
 その昔、数多くの移民を運んだという Star of India
 さようならサンディエゴ、また来る日まで



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