Boston Medical Library 収蔵
 近代麻酔科学の夜明けとも言われる William. T. G. Morton の「エーテル公開実験」は、米国ボストンで1846年10月16日の金曜日に行われました

 彼は公開の場で、Edward Gilbert Abott という若い印刷工の青年の下顎血管腫切除術の麻酔を成功させ、エーテル麻酔発見者としての地位を確立しました

 今回の’麻酔の歴史探訪’はまさに実験が行われた地 'Ether Dome' を訪ねました

 左の図は有名な First Operation Under Ether です

上農先生にご提供いただいた写真を元に作成いたしました。ありがとうございました

 現在のボストン全景です
 Ether Dome のあるMGH(マサチューセッツ総合病院)の外観です

 Ether Dome は現在、新しい病棟の4階に原型のまま復元されています

 Ether Domeは1965年10月16日の"Ether Day"にNational Shrine に指定されました
 説明のパネルです

On October 16, 1846. In this room, then the Operating Theater of the Hospital, was given the first public demonstration of anaesthesia to the extent of producing insensibility to pain during a serious surgical operation.

Sulfuric ether was administered by William Thomas Green Morton, A Boston dentist. The patient was Gilbert Abbott. The operation was the removal of a tumor under the jaw. The surgeon was John Collins Warren. The Patient declared that he had felt no pain during the operation and was discharged well December 7.

Knowledge of this discovery spread from this room throught the civilized world and a new era for surgery began.

 と記されています
 階段には先人達の肖像がかかる
 ちょうど人が寝ている所で、まさに世紀の実験は行われました
 満場から拍手が降り注いだといわれる階段教室

 かなり急そうですね

 この教室は授業が行われていない時には自由に見学できるそうです
 Ether Dome にはさまざまな当時の物品が展示されています

 当時使われていたマスク
 当時使われていたエーテルを染み込ませるためのスポンジ



参考文献

麻酔の歴史-150年の奇跡-改訂第2版:G. B. Rushman, N. J. H. Davies, R. S. Atkinson, 著、松木 明知 監訳、克誠堂出版株式会社

切手と絵で見る世界の歴史:古川 明著、メディカルトリビューン

エーテル・デイ 麻酔法発見の日:ジュリー・M・フェンスター著、安原 和見訳、文春文庫