■概要

大きく分けて、脳に近い神経が麻痺する’中枢性の麻痺’と、脳より遠い所の神経が麻痺する
’末梢性の麻痺’の2つに分かれます。当科では’末梢性の麻痺’に対して治療を行います

日本では10万人に約30人の割合で発症します

末梢性の麻痺は原因により大きく3つに分かれます

 (1)ベル麻痺(Bell's Palsy)

    原因不明の顔面神経麻痺、大多数はこれです

 (2)ラムゼーハント症候群(Ramsay-Hunt Syndrome)

    ’みずぼうそう’や帯状疱疹を起こすウイルスが顔面神経を破壊する事によりおこります

 (3)その他

    腫瘍によるもの、怪我によるもの、手術の合併症によるものなど

■症状

突然、顔の一部が動かなくなる。顔がゆがんだままになる。加えて痛みやめまいを伴ったり、
味が分からなくなったり、耳が聴こえづらくなったりする事もあります

ラムゼーハント症候群では麻痺に加え、耳や頭に帯状疱疹を伴い、めまいや耳鳴りを伴う事が多く
一般的にベル麻痺より症状が重い事が多いとされます

■治療法

ベル麻痺、ラムゼーハント症候群が治療の中心となります。ステロイドやビタミン剤、抗ウイルス薬
などの薬物療法に加え’星状神経節ブロック’などの神経ブロック療法を行います

初期の患者さんには入院にて治療を行います

■まとめ

発症後なるべく早く治療を開始した方が早くなおりますので、顔がゆがんでいる動きにくいなどの
症状がみられたら早めに病院で治療を開始してください


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