経鼻挿管のためにブレードを工夫したエアウェイスコープ

 

1神奈川歯科大学 生体管理医学講座 麻酔科分野、2三重大学医学部付属病院臨床麻酔部

有坂 博史1、古屋 宗孝1、吉田 和市1、田川 剛志2、桜庭 茂樹2、奥田 真弘2

 

【目的】エアウェイスコープ(ペンタックス社製)は、通常の経口気管挿管のみならず、経鼻挿管にも応用されている。しかし、本来、挿管チューブをガイドをする役割をするエアウェイスコープのブレードの下部部分は、経鼻挿管時には、逆に挿管チューブを進めるときに妨げの原因になることが時にある。そこで、そのブレードの下部部分を削り、経鼻挿管を容易にする工夫を行った。【方法】麻酔導入の後、挿管チューブを鼻から挿入し、修正したエアウェイスコープを口腔から挿入する。モニター上で声門が確認できたら、15 Fr gum elastic bougie(Smiths Medical)を挿管チューブに挿入する。bougieの先端をモニター上で確認しながら、声門に押し進め、気管の奥深くまで進めることができたら、そのbougieをガイドに挿管チューブを気管内に挿入する。【結論】ブレードを工夫したエアウェイスコープとgum elastic bougieを使用した経鼻挿管は、エアウェイスコープによる経鼻挿管をより容易にすることができるものと考えられた。