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エアウェイスコープによる気管挿管ができなかった症例 1日本歯科大学 新潟生命歯学部 歯科麻酔学講座、2日本歯科大学新潟病院 歯科麻酔・全身管理科 永合 徹也1、廣澤 利明2、佐野 公人1 |
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【緒言】今回われわれは開口量約2横指でAWSによる気管挿管ができなかった症例を経験したので報告する。【症例】症例は75歳の女性,右側下顎歯肉癌の診断のもと計3回の全身麻酔を施行している。今回は,再建プレート感染および術後の肥厚性瘢痕に対してプレート除去ならびに瘢痕形成術が全身麻酔下に予定された。笑気・酸素・セボフルランによるslow
induction後にAWSの挿入を試みるが,後咽頭壁にイントロックの先端が当たり,それ以上の挿入は困難であった。その後,マスク換気もやや不十分になってきたことから,緊急気管切開が施行された。気道確保後,術中は呼吸,循環に著変はなく,覚醒も特に問題はなかった。【考察】本症例におけるAWS挿入不可能の原因は,下顎前歯部から後咽頭壁までの距離が短く,舌下部から頸部にかけての瘢痕のため挿管操作に必要な口腔咽頭スペースが確保できなかったためと考えられた。 |