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エアウェイスコープにより気管挿管不可能であった原発性アミロイド症の一例 1和歌山県立医科大学 麻酔科学教室、2和歌山ろうさい病院 麻酔科 谷奥 匡1、羽場 政法2、木本 吉紀1、小川 幸志1、畑埜 義雄1 |
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硬化した巨舌を持つ原発性アミロイド症に対し、エアウェイスコープ(以下AWS)による挿管困難症例を経験した。【症例】患者は61歳の男性。原発性アミロイド症を有し腸穿孔と診断され緊急手術が予定された。【術前評価】切歯間距離2.5cm、口腔内を占拠する巨舌のため挿管困難が予想され、AWSによる意識下挿管が予定された。【麻酔経過】酸素投与下にレミフェンタニルの持続投与を開始した。気管挿管のためAWSを挿入した。アミロイド沈着による舌は口腔内を占拠し、圧迫しても形が変形しないほど硬化が進んでいた。喉頭蓋の確認はできたが、硬化した巨舌のため喉頭蓋まで進めることができず声帯が確認できなかった。口腔粘膜は易出血性であった。AWSによる気管挿管をあきらめ、ファイバースコープによる気管挿管を行った。【考察】AWSは挿管困難が予想され意識下挿管が必要な症例に対し有用とされる。しかし、リュウマチ疾患や頭蓋底陥入症で挿管不可能症例が報告されている。今回、硬化した巨舌を伴うアミロイド症にはAWSは有効でなかった。 |