エアウェイスコープ(AWS)のターゲットマークガイド信頼性と誤差に関する検討

 

1京都第一赤十字病院 麻酔科

前田 知香1、平田 学1、佐和 貞治1

 

 AWSは非常に有用なデバイスで挿管困難時に威力を発揮し、臨床現場では多用されている。CCD(Charge Coupled Device)映像から気管挿管遂行時、喉頭解剖の情報が得られ、初心者の気管挿管習熟の手助けとなる。また画像情報を指導医を含めた複数でリアルタイムに共有できることからより安全な気管挿管が可能となる。このようにAWSは優れたデバイスであるが、操作遂行中にターゲットマークと気管チューブ先端に距離を生じ、チューブの声門通過に難渋する症例を経験する。ターゲットマークは3次元情報を2次元情報に置き換えることにより生じる誤差を補正しようとするものであるが、CCD近接時にはCCD映像の鉛直方向軸と気管挿管チューブの挿入軸に差異を生じることが一因と考えられる。先端形状の異なる気管チューブ2種類、PVC気管内チューブ(TM)、パーカーキカンチューブ(TM)10例ずつAWSを用いた気管挿管を行ない、上記誤差を定量比較するとともに、その要遂行時間の差異、簡便性につき比較検討、形状による優位性を検証した。