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エアウェイスコープ使用により舌裂傷をきたしたシェーグレン症候群の患者の一例 1慶應義塾大学 麻酔学教室 佐々木 綾1、印南 靖志1、小河 アイリーン尚美1、吉川 ひろか1、中村 教人1、中塚 逸央1、武田 純三1 |
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【症例】57歳女性。腰部脊柱管狭窄症に対して後方進入椎体間固定術が予定された。既往に20年来のリウマチとシェーグレン症候群があり、プレドニゾロン7mg/day内服していた。開口障害、頚部後屈制限は認めなかったが、環軸椎亜脱臼を指摘されていたため、エアウェイスコープ(AWS)を使用することとした。プロポフォール、フェンタニル、エスラックスで麻酔導入後AWSを挿入したが、視野の確保が不充分で、口腔内で数回AWSの位置を調整した。視野が改善しなかったため一時的にAWSを抜去したところ、口腔内出血、舌表面の裂傷を認めた。直ちにマッキントッシュの喉頭鏡を用い、気管挿管した。舌裂傷に対して吸収糸縫合を施行し、予定手術は終了した。患者は術後味覚異常や機能障害を訴えることなく軽快退院した。【考察】AWSは挿管困難が疑われる患者に有用であるとされているが、通常の喉頭鏡よりも大型のため、開口障害のある患者に対する挿入には工夫が必要と思われる。本症例では開口障害はなかったが、シェーグレン症候群による口渇のためAWSの挿入が円滑でなかった印象がある。AWSの挿入時には口腔内の環境に十分注意が必要と思われた。 |